文化芸術を通じて那覇のまちを、また社会をより豊かなものにしていくためには、アートワーカー(アーティストのみならず文化芸術に関する仕事に従事する関係者)の制作環境を整え、アーティストが安心して仕事と生活を両立できることが必要です。やりがい搾取による低賃金・長時間労働、契約雇用の不明瞭さ、ジェンダー格差、ハラスメントなど全国的に問題となっている課題を踏まえ、沖縄でも問題を可視化し議論がなされることが大切です。これらの問題は文化芸術に関わる全ての人が意識してこそ解決することができ、そうした環境が整ってこそ文化芸術の仕事に就きたい次世代が育成されていくでしょう。
そこで今回は、アートワーカーが那覇に集い、2日間にわたって現状の課題や将来の見通し、文化芸術を生業とするために何が必要かを多面的に話し合います。
一労働者としてアートワーカーが存在するための「条件」とは何なのか、そして文化芸術がまちと社会に新しい力をもたらすには何が必要か、ご来場のみなさまとともに考えます。

11月3日(金・祝)
①10:00-12:00
制作環境を見つめなおす1(個人制作:美術、写真、彫刻、音楽)
登壇者:平良優季、棚原健太、丹治りえ、寺田健人、根神夢野
司会:上地里佳
 
②13:00-15:00
制作環境を見つめなおす2(個人制作:美術、写真)
登壇者:北上奈生子、西永怜央菜、町田隼人、松尾海彦、湯浅要
司会:石垣綾音
 
③16:00-18:00
「セーファースペースを守る ~ハラスメントのない制作環境のために~」
登壇者:小田原のどか 聞き手:上原沙也加、寺田健人、福地リコ
 
11月4日(土)
①10:00-12:00
制作環境を見つめなおす3(集団制作:映画・映像、演劇)
登壇者:新垣七奈、兼島拓也、瀬川辰彦、東盛あいか、與那覇浩平
司会:福地リコ
 
②13:00-15:00
批評と制作の循環のために
登壇者:北澤周也、新城郁夫、豊見山和美
司会:島袋寛之
 
③15:20-17:20
これからの「表現の場」について考える
登壇者:黒澤佳朗、阪田清子、田原美野、仲宗根香織
司会:林立騎
 
④17:30-18:00
ガイドライン制作に向けて
登壇者:上原沙也加、寺田健人、福地リコ
司会:林立騎



主催 那覇市
企画 那覇文化芸術劇場なはーと、上原沙也加+寺田健人+福地リコ
制作 ヨルベ

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